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Channel: ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ
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[無定見(笑)・大阪の旅] 韓日食博、王仁、新発見の高麗青磁、格安ホテル等々 (その2)

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②韓日食博
 7月31日に韓国文化院で国立民族学博物館の朝倉敏夫教授の講演を聞いて以来気になっていた催し物でした。※関連過去記事は→コチラと→コチラです。
 しかし。このところ、映画や展覧会を観に行くのが最終日かその直前になってます。いや、このところじゃなくて子供の時からか。大阪・万博記念公園内にある民族学博物館で8月27日から開催されていた<韓日食博>に行ったのも終了日の1週間前でした。
 ※「あ、今日が終了日だ!」と思ったら「好評につき24日(火)まで延期」されました!
 ところで私ヌルボ、この地を訪れたのは1970年万博の時に来て以来ですから、ぬわんと45年ぶり! 一昨日どこで何を食べたかさえ思い出せないのに、そんな大昔の記憶は皆無に近いです。
 昼頃まで枚方(1つ前の記事参照)にいて、長尾駅→京橋駅→門真駅と電車。門真からはモノレールで2時前に万博記念公園に到着しました。

      文化の日で観覧料(830円)が無料というのがすご~くウレシイ!

     入ってすぐの所には甕(항아리.ハンアリ)がずらっと並んでいたりして(上左)、いかにもといった感じですが、ちょっと迷路っぽい展示会場(上右)を順次観ていくと、とてもバラエティに富んだ内容です。写真撮影OK(フラッシュはダメ)とのことなので、気になる展示は極力撮りましたが、それでも合計100枚を越えるくらいか。

      「麺の文化史」といった古代からの食文化史だけでなく、「韓国現代食文化史年表」(上左)も、丹念に見ていくと(上右)のこと等々なかなか興味深いネタがいっぱいです。この年表は、この特別展に合わせて刊行された「韓国食文化読本」(国立民族学博物館)に収められています。

         の具体例です。私ヌルボが感じ入ったのが、食べ物関係のオノマトペ(擬声語・擬態語)のハングル表記を、その語のイメージを盛り込んだ書芸作品にしたもの。たとえば上左の画像は「치지지(チジジ)」。チジミ(ジョン)を焼く時のなのですが、まさにそんな感じがよく表現されているではないですか! 韓国芸術総合学校の学生の皆さんが書芸家の姜秉寅(カン・ビョンイン)先生の指導を受けて書いたとのことですが、10数点(だったかな?)のどれも紹介したいくらいです。上の中&右は韓国の漫画に出てくるオノマトペの日韓比較。吹き出しにあてはまる韓国語のオノマトペが書かれたマグネット板を貼りつけるという趣向になっています。

      上左のハングル文は「統一は食卓から」。あ、これは→コチラの過去記事で書いた脱北者女性イ・エランさんですね。上右は彼女が院長の北朝鮮伝統料理文化研究院のメニュー。そして3冊の著書の一番下が私ヌルボも読んだ「北韓食客」です。

             会場2Fのや等では興味を引く本がたくさんありました。(朝倉敏夫先生がいらっしゃらなかったのは残念ですが・・・。) その中で、「あ、これは読んでみよう」と思ったのがたとえば上の4冊。「韓国のごはん」(農文協)・가리[文]홍동기[絵]「술 술 술(酒 酒 酒)」・田中研平「在日キムチにおける誤解」(情報センター出版局)・村山俊夫「インスタントラーメンが海を渡った日」(河出書房新社)です。

      閉館の5時が迫ってきて、レストランにすべりこみセーフ。に合わせた特別メニューがあり、ヌルボはをいただきました。この後ミュージアムショップを物色して、ちょうど5時に退館。ムダの全然ない観覧でした。

          太陽の塔を横から見ると、顔の部分は本体とは別になっている(上左)のですね。初めて知りました。前から見るとふつうの顔に見えます。(上中。) モノレール駅あたりから見ると、目が明るく輝いていました。

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